ミツバチのお話

ミツバチのお話

地球から、ミツバチが減っている理由

みつばちが減っている大きな理由の一つは、森。
みつばちは、紅葉樹にできるホラに巣を作りますが、紅葉樹が減り、杉林ばかりに。家を無くしたミツバチが里に降りると、そこには農薬があり・・・という負の連鎖があります。
この負の連鎖は、本当にみつばちだけのことでしょうか。

今の農薬の中には脳神経に作用するものもあり、世界規模でみつばちは減り続けています。
温暖化も影響し、電磁波が影響しているという人もいます。地球上の植物の7割がミツバチが消えることで命をつなげなくなるという試算もあるほど、「小さき命」、「小さき声」にこそ、今の地球の縮図があります。

ミツバチにも農薬や抗生剤を使う現状があります。
それは、大量に飼う、収量を上げるなど、人都合の理由です。農薬を使う理由の一つは、戦後みつばちにダニがつくようになったこと。ダニがつくと、ミツバチが変形したり、働ける個体が減ったりして、みつばちの集団全体が弱ります。ミツバチを、大量に飼う(都会に人が集まるのと同じです)ことで、病気も蔓延しやすくなります。
農薬を使わない農家は、飼うミツバチの数を限定することも多く、ただそれだと収量は増えないので、暮らしを支える工夫が必要になります。

大切なのは、「私たちにはできることがある」ということです。森から杉をなくすのは難しい、そこで思考停止にならず、自分自身を信頼する。 例えば、お買い物の中に一つオーガニックを入れる、お家にまく殺虫剤を自然由来のものにかえることから、私たちは、みつばちとつながっていけるのです。

close